気まぐれ日記 2018年5月
2018年4月はここ
5月1日(火)「昨日の続き・・・の風さん」
早5月になった。昨日までアクシデントがあって少し調子が狂ったが、今日から頑張らねば。
実は昨日、ワイフと散歩もした。近所の杉本美術館まで行き、町民が入手できる年間パスポートを購入した。この美術館は楽しいし、散歩ルートの途中にあるので、利用価値は高い。
散歩の往復で、じっくりと家の屋根や壁を眺めた。私は、これまで気にしていなかった。ところが、青空の下でよく見てみると、どの家もとてもきれいで、メンテナンスもしっかりされていることが分かった。我が家は最も汚い、と言う以上にメンテされていない、建物に対する愛情不足だったことを感じ、大いに反省させられた。
そこで、今回の屋根と壁の塗装には最大限の力を注いでいるのだが、さらに気になっていた工事を一つ追加することにした。ちょうどタイミングよくリフォーム会社の営業マンが来たので、工事の調整と見積もりをお願いした。
さらに、散歩の帰り道の途中でエージェントからiPhoneに電話があった。初めての出版社との仕事の企画に対する積極的な提案で、受けることにした。
以上は昨日のことだが、エージェントの提案を早速企画書に反映されることにした。
やれることはさっさとやってしまうのが、仕事の効率を上げる一つの方法だ。優先順位をつけて重要なものから、という考えもあるが、24時間使える私の場合、やれることから、は有利な方法である。
昼食も摂らずにこの作業に没頭し、今日はもぐもぐタイムだけで夕方に突入した。
その後は、最重要作品の構想に注力した。
5月2日(水)「雨が降る前に・・・の風さん」
次女を駅まで送ったあと、今日の午後から明日へかけて雨になる予報なので、屋外へ出動した。雑草の雨後の急成長を警戒したからだ。
電動草刈り機を準備して、急いで草刈り……を始めたのだが、ほどなくナイロンリールがなくなった。機械の調子が良いと消耗も早いのだ。残ったリールをすべて巻き付けて装填した。あとで発注する必要があるな。
裏の土地すべてが終わらないうちに、空が暗くなり、雨がポツポツ降り出した。それでも、だいたい終えてしまった。まだ昼前なのだが。
すべての片付けを終えたところで、疲れが出て、ソファでダウン。1時間以上休んだあとで、遅い昼食。
昨日の続きを始めなければいけないのだが、何となく気合が入らず、雑務をこなしながら、早夕方になってしまった。雨は本格的に降っている。寒いわけでもないのに、ちび助はソファのカバーの中に入ったまま出てこない。
すっかり暗くなったころ、ようやく構想作成の続きに取り掛かった……が、意外と早くワイフが帰宅した。
今日もエンジンのかかりが遅く、十分に進まなかった。
5月3日(木)「トイレグッズ・・・の風さん」
明け方に雨はほとんど上がっていた。
7時間近く眠ったはずなのに、頭が重く、寝不足のような感じだ。
でも、1日のうち24時間は自分のものだと前向きに考えて、今日をスタートさせることにした。
ルーチンの雑務は大幅に減らしているので、午前中の休憩までにそれらは終えることができた。
そして、昨日の続き。何をやっているかと言うと、主要登場人物のプロフィールを整理しているのだ。多くの参考文献を読んで、ずばり登場人物に設定という人がいなかったので、実在の人物の中からモデルを選んで、架空の登場人物を設定することにしている。
ただし、周辺の人物は実在なので、つじつまが合うように、歴史の流れの中にはめていく。
気持ちは焦るが、少しずつしか進まない。昼寝も少しした。
書斎の窓から眺める空は曇っている。地面は乾き始めているが、十分に水分を含んでいる。裏の土地の雑草が伸びるだろう。でも、昨日少し刈っておいたので安心だ。
月曜日に発注したトイレ用の人感メロディボックスが郵便小包で届いた。擬音ボックスより技ありだ。シニア世帯には、音や光や動きが多い方がいい。ワイフが気に入ったので、階下のトイレ用になった。
今日は終日作家らしい仕事を続けることができた。
5月4日(金)「大ニュース・・・の風さん」
住居地も御多分に漏れず(変な漢字使いだな)過疎化が進んでいる。より詳しく言えば、新興住宅地だったが、子育ての終了段階に入っていて、職を求める子どもたちが都会へ出て行き、残っていくのは高齢者ということ。働く場所が減っていることが主原因の一つだ。
書斎の窓から見える景色に何年間も変化がない。6区画ぐらいの土地が一度に見えるが、人が住んでいる家屋は2区画で、住んでいない家屋が1区画だ。
昨日、空いた1区画に、若い男性が来て、さかんに周辺の写真を撮っていた。売物件だから下見に来たのだろう、と思っていたら、家が建つ計画が既にあるとワイフから聞いた。ここ新興住宅地で育った同級生の男女が結婚し、そこに住むという。特筆すべき大ニュースである。
順番から言うとすぐ組長が回って来るね、とワイフが言うので、そんなことは先送り、感謝状を贈り、住民税を免除し、徹底した子育て支援をしてもいいくらいだ、と主張しておいた。
今日も終日、登場人物のプロフィール作りに専念した。
5月5日(土)「プロフィール作りが一段落・・・の風さん」
珍しく今日はワイフの予定がない。ランチへ誘う絶好のチャンスだが、目下わたしは大ピンチ。
重い体を起こして、朝食を皮切りに、急いでルーチンを片づけた。さらに郵便物を1つ作った。週明けでは遅すぎるので。
午前中に昨日の続きつまり登場人物のプロフィール作りを開始した。
昼食は卵かけご飯。体を動かすため、歩いてポストまで投函に行った。行きに白と黒の猫に会ったが、帰りも同じ場所にいた。ひなたぼっこ中らしい。それとも人間ウォッチング……まさか。
裏の土地にも出て10分弱作業をしたので、いくらか体を動かしたことになるな。
午後から晩ご飯まで、ず〜っとプロフィール作りを続けたお蔭で、やっと一段落した。
この登場人物のプロフィール作り、先輩作家からは履歴作りとか戸籍作りといった言葉で教えられた。もう20年以上プロとしてやってきて、この作業の大切さがようやくわかってきた。
5月6日(日)「追加のプロフィール作り・・・の風さん」
明日の天気予報は降水確率100%になった。
ワイフが、もしかすると電器屋さんが工事に来るかもしれない、と言うので、ちょっと焦る。
雑務をさっと片付けて、いよいよプロット……のつもりだったが、時間が経過すると、やはりあの人物もいちおうリストに追加しておこう、という気になってしまう。
単純に追加ではない。テーマに沿った役割は何かを明確にしつつ付け加えるのだ。
だから、この作業はそれなりに頭を使う。ストーリーとのかねあいも出てくる。
高速ランチタイムを過ぎても、まだその作業は続いた。我ながらしつこい(笑)。
午後になったが、電器屋さんから電話はない。やはりGWなので、工事用の部品がそろわなかったのだ。
電器屋さんに依頼している仕事は、屋根と壁の塗り替えが始まる前に完了させなければならない。古いエアコンの屋外配管の更新である。明日が雨なら、火曜か水曜しかない。
夕方まで集中して仕事をしたので疲れてしまった。その時点でプロフィール作りが進展しただけだった。
エージェントに別件のプロットを送って、今日の作業を終了することにした。くやしい。
5月7日(月)「多忙は続く・・・の風さん」
午前中に動き回った。
JPとJAを往復して、預金通帳の再発行や送金をした。
帰宅してすぐ、 hairdye にとりかかり、シャワーついでに風呂掃除をした。
高速ランチ後、ホッと一息ついて、そのまま昼寝(1時間弱)した。
その後も、たまっていた雑務をどんどんこなした。すぐできることばかりだったが、昨日まで構想作りに専念していたのでできなかったことばかりだ。
夕方、知人(会社の先輩の一人)から久しぶりの電話を受けた。会社のOB会の冊子にも、先輩たちの動向が掲載されていて、退社後も活発に活動していることを知るのは励みになる。電話の知人は音楽活動をしている人で、またCDを出す予定とのこと。メジャーデビューらしい。すごいとしか言いようがない。しかし、健康状態は年々リスキーな状態になっているそうで、これは退社した人たちの共通の課題だ。
昨日に続いて、もう1件別のプロットを、エージェントと出版社へ送った。今年から来年へかけて、色々な企画があり、忙しくなるだろう。
しかし、その前に、構想を早く完成させなければ……、と思いつつ、今日は中断。実は、今月は連載している短編小説も書かなければならない。ひぇ〜!
5月8日(火)「雨が降る前に・・・の風さん」
10日から屋根と壁の塗装をメインにしたリフォームをおこなうので、事前準備もあり、天候が気になる毎日である。
今日は昼から雨の予報に変わった。電器屋さんの工事の最終チャンスが今日だが、「今から行きますよ」の電話が来ない。心配でこちらから電話してみた。
すると、午後からやるつもりだったというので、午前中に始めないと、午後は雨ですよ、と伝えたら、ビックリしていた(笑)。
まもなく、工事に来てくれた。
築まもなく設置したエアコンの屋外配管の、蛇腹部分がボロボロになっていたので、そこを中心に直してもらうのだ。配管や配管カバーは壁と同じ色で塗装されるのだ。
工事をしてもらっている間に、家の周囲の草むしりをした。これも予定していたことなので、終えることができてホッとした。
案の定、正午近くから雨がぽつぽつ降り出した。
午後、JAとJPへ行き、JPの残っていた仕事が終わった。
夕方まで、また雑務を中心に片付けて行った。以前のルーチンではない。
夜になってやっと中断していた構想作りを再開することができた。
雨はずっと降り続けている。明日は、リフォーム前の、私自身の最後の準備がある。
5月9日(水)「リフォーム工事前日・・・の風さん」
どうやら雨は上がったらしい。
今日は2週間ぶりのリハビリ。ここ2週間はあまり改善が感じられていない。
ところが、PTによると、以前より動くようになっているとのこと。動くかもしれないが、右と同じではない。痛みがなくなっているので動かせているのだ。そう言うと、それはもうどこまで治るか分からないとのこと。痛みなく動かせるようになれば、最低限の課題はクリアできたということらしい。PTは7月から産休に入るそうなので、私のリハビリ卒業目標もバーを下げ、タイムリミットを6月末に設定することにした。それが達成できれば、2年と4か月のリハビリということになる。うっかりすると中学か高校の在学期間と同じ3年になるところであった。
ホームセンターで家庭用品を購入し、山越えルートで帰宅。
明日からリフォーム工事が始まるので、準備は今日が最終日となる。やることは色々とあるが、必達事項が最優先だ。
明日からしばらく足場で建物が囲われる。昨日草むしりした建物の周囲に除草剤を散布した。
建物の周囲に散乱していた植木鉢を一か所にまとめて置いてあったが、裏の土地などへ移動した。
玄関と勝手口の照明器具をクリーンアップした。
裏の土地は、リフォーム業者の作業場となる。休憩後、電動草刈り機でしっかり刈った。隣家との接点など手で刈る部分は残ったが、それくらいなら、作業のない日にできるだろう。
かつてリハビリの日はリバウンドのような疲労が襲ってきてダウンしていた。今日は、帰宅してから夕方まで作業に専念したが、途中で一度も昼寝していない。いくらか元気になったのだろうか。
夜、送られてきた(3月の)講演録の校正をしたが、分量が多過ぎて、明日へ持ち越しとなった。
5月10日(木)「足場作りが続く中で・・・の風さん」
今日からリフォーム工事のための足場作りが始まった。
私は午前中、口腔外科に行った。昨年発症した顎の不調のその後だが、無理をしない習慣が身についたせいか、鎮痛剤なしでも痛みは生じなくなっている。
診察では顎の開き具合も改善されているとのことで、通院は終了することになった。
帰宅すると、足場作りが進んでいた。2人がかりでやっているが、かなり大変そうである。
夕方、宅配が2件届いた。自分で発注した品物だが、1件は大物だった。
外へ出て受け取ったのだが、自分で持ち上げようとして……できなかった。梱包物の重量は22kgと書いてあった。宅配業者はごく普通に荷台からおろしたのだが、とんでもない重さだったのだ。
何とか玄関の土間まで持ち込んで、ワイフにも手伝ってもらって開梱した。当然、廃段ボールが大量に発生した。
商品は車輪付きで、これがないととても運搬できない。バーベキューグリルである。
日没寸前に足場作りは完了した。
ずいぶんと時間がかかったが、講演録の校正がやっと終わった。
5月11日(金)「今日は高圧洗浄・・・の風さん」
起床したら腰が痛い。昨日の重い宅配を持ち上げたのが原因らしい。とりあえずコルセットを装着して悪化させないようにした。
リフォームの2日目は高圧洗浄である。どうやっているのか観察しなかったので、詳細は分からない。
とにかく腰が痛いので、そろそろと動いている。
営業マンがやってきて、2階のトイレの換気扇工事の見積もりを見せてくれた。今回だけは、私は会社員時代の仕事のやり方を採用して、ほとんど指し値というか、詳細な説明をして希望費用を示した。電器屋さんに頼めば安いのは分かっているが、せっかくリフォームをやっているので、足場のある間についでにやってもらいたかったのだ。
努力したのが分かる見積額だったので、即発注した。
駅までワイフを送ったついでに郵便物を投函した。
帰宅してすぐロキソニンを服用した。腰が痛くてまともに動けない。
洗浄は午後1時前に終了した。一人で手際よくやってくれたようだ。さすがプロの職人。
今日の高速ランチは納豆ご飯。頭痛がするので、食後バファリンを服用した。
痛み止め2連発が効いて、午後は昼寝。
夕方起きてみると、腰痛も頭痛もほとんど消えていた。
やっと昨日の続きの作業に取り掛かることができた。
5月12日(土)「今日はシーリング・・・の風さん」
朝食を摂ったあと、散歩がてら封書を投函に行ってきた。近所を歩くと猫と遭遇することが多いが、今朝も一匹発見。毛並み(色柄)の美しくない奴だった。
今日の工事はシーリング(すき間にコーキングをする)である。始まって3日間、天気も好く、順調順調。
構想作りが土壇場に追い詰められている私は、今日も頑張らねばならない。
コンピュータソフトプログラムの作成のように、イテレーションと言って、ラフでも全体を把握しながら作り上げていければ、きっと効率が上がると思うが、なかなかできない。レンガを積むように、下からコツコツ作業を続けている。
昼食は珍しく納豆ご飯。とにかく食事に時間をかけたくない。
シーリングは午後3時過ぎに終わった。3人がかりだったので早かった。
家の周囲は足場だけでなくブルーシートで覆われているので、室内がやや暗い。
職人さんが帰ったので、ブラインドを開けて気分を変えた。
構想作りはなかなか終わらない。
5月13日(日)「ラフな構想がやっと完成・・・の風さん」
日曜日は工事の計画はない。うまい具合に雨になった。
構想作りが思うように進んでいないので、ルーチンの雑務はすべて中止した。
体調が悪いと作業効率も落ちる。ストレッチをして本気を出そうとした。我ながら涙ぐましい努力である。
昼食はおにぎりだった。今日も超高速ランチ。
午後からラストスパートのつもりで、なるべく資料(史料)を使わずに書いて行った。
途中で地震があったり、雨が激しくなったりしたが、そんなことかまっていられなかった。
その作業が終わったのが午前零時過ぎだ。
さすがにこのまま送付するわけにはいかないので、明日の午前に見直すことにして、今夜は閉店。
5月14日(月)「工事の合間に・・・の風さん」
昨日の雨はすっかり上がった。かなり強い雨が予想されていたので、今日の工事は先週末に中止が決まっていた。
それにしても今日は晴天になりそうだ。
朝食後、昨日作った構想原稿のリファインに取り組んだ。
頭からじっくりと読み始め、全体感が出るように、矛盾がなくなるように修正していく作業である。
平均して1時間半ごとに休憩をはさみながらの作業を続け、能率も効率も落ちないように心がけた。
それでも作業が終了したのは、午後3時過ぎだった。これが私のペースなのだろう。
その後、運動やリフレッシュを兼ねて、裏の土地へ出動した。
隣家との境界の雑草を鎌で刈って(電動では刈った葉っぱが隣家へ飛び散るから)、その跡へ除草剤を散布した。次回の除草作業が楽になるはずだ。
意外とてきぱきできた。日が照っていたので少し汗もかいた。
汗を流すついでに、簡単に風呂掃除もした。工事が中断しているので、浴室の窓をしっかり開けることができる。
休憩後、書斎に戻って、さっき完成させた原稿を出版社へ送った。原稿用紙換算で90枚くらいある。この原稿を元にして月末に編集者と打ち合わせることになる。
夜、セミナーの準備にやっと着手した。
5月15日(火)「リフォーム工事が中断・・・の風さん」
今日からリフォーム工事が18日(金)まで中断する。メインの塗装以外の部分に塗る塗料の選定のため、サンプルを作ってくれるという。そこまでしなくてもよかったのだが、工事日程そのものをやや後ろへずらした方が業者も都合がいいらしい。変な話だが、了解した。
17日(木)の昼までに送る約束をしているセミナー用のテキストの作成に取り組んだ。
ときどきストレッチをしながら作業をすると体調が良いので、朝から筋を伸ばしてみた。
小説に比べると、セミナーのテキスト作成の方がずっと楽だ。やはりエンジニア人生での蓄積の方が大きいということか。早く逆転させなければ。
恐るべきことに、入浴時刻前にテキストが完成し、事務局へ送付することができた。
気分的に楽になったので、入浴後、安いスコッチを少しだけ飲んだ。
それにしても、今日は好い天気だった。工事をしないなんて、もったいなかった。
5月16日(水)「児童書の打ち合わせ3件・・・の風さん」
昨日は昼寝もせずに夢中でテキスト作成をやったし、就寝時刻も決して早くはなく、睡眠不足のような気がするのだが、とにかく6時間睡眠で起床した。
いつもと逆でワイフに駅まで送ってもらって、東京とんぼ返りの旅に出発した。
例によってこだまのグリーン車だ。広い座席を2つ使ってじっくり作業ができる。
午後一番の打ち合わせのため、関連資料を読んだ。執筆へ向けて強気で行けることが分かった。
続いて、午後二番目の打ち合わせのため、同様に関連資料を読んだ。関連資料とは、深川江戸資料館の解説書である。
車中でおにぎりを2個食べて昼食は終了。
午後一番の打ち合わせでは、編集部長も出席してくれて、残念ながら結論は出なかったが、意見交換がかなりできたので、次へつながったと思う。
午後二番目の打ち合わせは、私の提案で、深川江戸資料館でおこなった。出版社へ送ったプロットの舞台が江戸の長屋を中心にしているので、雰囲気を感じながらの打ち合わせにしたのだ。
深川江戸資料館に来るのは7年ぶりで、前回は2011年3月11日だった。東日本大震災が発生したときだ。そのときも出版社の編集者とここで打ち合わせをしていた。あの日の再現にはもちろんならなかったが、けっこうなトラウマというか心に傷を残していたので、今日の打ち合わせが終わって、一歩前へ進めた気がする。
打ち合わせも前進した。送ったプロットを気に入ってくれたので、社内の企画会議にかけてくれることになった。今日の結論では出版時期は来年の秋頃にしたので、執筆を急ぐ必要はない。
その後、近くのファミレスでエージェントと今後の相談をした。預けてあるプロットを某出版社へ提案してくれることになった。今月末までに会うそうなので、出版時期についてもある程度の感触が得られるかもしれない。
それを含めて3冊ともエージェントが編集をしてくれるので、私の負荷調整もしてもらえる。非常に助かる。
帰りもこだまのグリーンの座席を占領して、あれこれ仕事をすることができた。おかげで、月末の大ピントを乗り切れそうな感じがしてきた。晩ご飯は車中でパン1個。
帰宅は午後11時ごろ。
今日のお土産は『おすすめ! 日本の子どもの本』。これは、JBBY(日本国際児童図書評議会)が選んだ海外にも紹介したい子どもの本を81冊紹介した冊子(2018年版)で、その中に『円周率の謎を追う』が入っていた。
5月17日(木)「エアコンのお蔭で作業は順調・・・の風さん」
今日も好い天気だ。
中断していたと思っていたリフォーム工事に職人さんが来てくれた。塗装前のマスキングと部分的な下塗りをしてくれるらしい。営業マン情報になかったので、少々とまどったが、施主側としてはどんどんやってもらいたかったので、大歓迎ではある。
週一のリハビリに出かけた。6月末卒業へ向けて、私も気合が入っているが、PTも同じだろう。
リハビリ後、ドラッグストアに寄って、生活物資をまとめ買い。
一昨日完成させたテキストはそのまま使用してくれることになったので、別のセミナーで使うテキストの作成に取り掛かった。今日中に何とか完成させたい。
昼食にインスタントラーメンを食べて、今日も昼寝することなくすぐ作業を再開した。
日中の最高気温が28℃くらいになりそうだったが、本当に暑くなり、書斎のエアコンを除湿で動かした。室外機が運転されているのを見て、職人さんがマスキングをパスしてくれたことを後で知った。
こうして夢中でテキスト作りに取り組んだおかげで、入浴前にほぼ完成した。
来週明けまでに送付するつもりだったが、明日にも送れるかもしれない。
5月18日(金)「セミナーテキストが一段落・・・の風さん」
いつも通りの時刻に目が覚めたが、今日は睡眠補充しようと、すぐには起きなかった。
起床が遅かったので朝食は抜き。
昨夜の勢いを生かすべきと思ったので、セミナーテキストのリファインに取り組み、午後1時に、事務局へデータを送ることができた。
これでまた気分的に楽になった。
ワイフを誘ってランチに行った。ワイフの知人がやっているピザ屋さんだ。ここのピザは実に美味い。
満腹で帰宅したので、ソファで横になった……ら、そのまま昼寝。
夕方から月例の墓参に出かけた。
今日は天気も好く、リフォーム工事は進捗した。
今回のリフォームは明るく暖かな雰囲気の色に変えるのが狙いで、今日は屋根の塗装がほぼ終わった。
次に取り組む仕事は講演資料作りだ。今日は全体構成を考えるところまで。
入浴後、風呂掃除をして、早々と就寝した。
5月19日(土)「塗装工事は進む・・・の風さん」
昨夜から天気予報通りに雨が降り出した。今日の工事がおこなわれるか不安なまま朝になったが、これまた天気予報通りに雨が上がった。それで、今日は予定通りに工事がおこなわれた。
昨日に続いて疲労感が残っていて、起床は遅くした。なので、今日も朝食は抜き。
ストレッチをすると体調が良いので、今朝も筋を伸ばしてみた。
最小限の雑務を終えてから、トースト2枚の昼食を摂った。
またストレッチをしてみたが、疲労感が抜けない。
とにかくやらねば、ということで講演の資料作成に取り組んだが、いっこうに能率も効率も上がらず、早、夕方になった。
塗装工事は、昨日の屋根に続いて2階部分がほぼ終わったそうだ。
ワイフと確認のために外へ出ると、強風が吹きまくっている。家の外周が足場だけでなくメッシュのブルーシートで囲われているので、これだけの強風でも作業はできたらしい。
考えに考えて、選びに選んだ色の組み合わせなので、実際に塗装が終わった結果は、施主である私の責任である。
ドキドキしながら完成を待っているわけだが、メッシュのブルーシートの向こうの我が作品は、完成が近そうだ。明らかにイメージチェンジになりつつある。
その後も、疲労感と戦いながら講演資料作成に取り組み、晩ご飯後にやっと少し元気が出てきた。
今さら遅いけれども、復活した体力は明日にとっておこう。
5月20日(日)「講演スライドが完成・・・の風さん」
2日間ゆっくりしたペースで仕事をしたせいか、朝から体調も良い。朝食後にストレッチもした。
1週間後に集中した仕事のロードに出るので、雑務をこなしながら hairdye をした。その間に運送業者が、塗装用のペンキを一斗缶で運び込んだので、ちょっと焦った。
早めに卵かけご飯の高速ランチを終え、裏の土地に出動した。やはりロードのためにしばらくできなくなるので、電動草刈り機を使っておかねば。クレームで交換したマシンは、ナイロンカッターを繰り出すためのバネの設定が弱いみたいで、地面に軽く当てるだけでどんどん繰り出される。この間買ったばかりのカッターを装填することになった。品質にバラツキがあるのは問題だが、そのクセを見抜いて使いこなすのもまた楽しからずやだ、と思って使うことにする。
今日は快晴で風もそれほど強くないけれど、屋内にいると涼しいくらいだ。ちょっとソファで横になってから、昨日の続きに取り掛かった。
1週間後の講演で使うスライド作成である。
セミナーと同様に慣れているから、小説執筆よりはよほど楽だ。しかし、緻密でこだわるやり方は変更できないので(頑固な職人だから)、時間はかかる。
講演スライドが完成したのは、午前1時ころだった。レジュメは明日にしよう。
ま、とにかく、またホッとひと息である。
5月21日(月)「講演レジュメが完成・・・の風さん」
朝食後、書斎に入り、天気が好ければ、窓を少しだけ開ける。すると、ホーホケキョ、と作ったみたいな鳴き声がはっきりと聞こえてくる。春から初夏へ向けての風物詩だ。
そんなのどかな朝を迎えたが、同じ季節の移ろいでも、昨夜は恐ろしいことがあった。晩ご飯を終えて席を立ったら、台所の床を怪しい物体がこそこそと動いていた。茶色いチビゴキだった。今年の初ゴキかもしれない。屋外で工事をやっているから屋内へ逃げ込んできたのだろうか。
急いでゴキジェットを取りに走ったが、目指した場所にない! 慌ててUターンすると、まだ床の上をこそこそ。すかさずスリッパを脱いで、追いかけ、仕留めた。
今月初めに、屋内のあちこちにゴキの毒エサを設置してある。そのチビゴキは、恐らく冷蔵庫の裏に設置してあった毒エサを食って出てきたらしい。既に、毒が効きかけていて、動作が鈍かった。
ということで、武勇伝にもならないのだが、ワイフから感心されたのは誇らしかった。
午前中に、外の用事を一気に片付けた。UFJのATMで現金をおろし、JPで5件の送金処理。JAのATMで現金をおろし、コンビニで車の税金を支払い。GSでキャメロンを自動洗車して帰宅。
午後、講演のレジュメ作成に取り組んだ。イメージはできていたし、類似のレジュメもあったのだが、作り始めてみると、あれこれと変更を加えて時間がかかり、結局、オリジナルに近いものになった。こだわり。
夕方、メールで事務局へ送付した。
晩ご飯後、ゴキは出なかったが、やっと短編小説に取り掛かった。連載しているやつだ。前回、途中まで調べてあったので、資料はほぼそろっている。それらを復習しながら、プロットを考えようとしたのだが、良い案が浮かばなかった。
ベッドの中で今年21冊目の読了。
5月22日(火)「金曜日のセミナースライドが完成・・・の風さん」
今日も快晴、しかも風も強くない。窓を開ければウグイスの声だ。
ところが、職人さんの都合で、今日は塗装工事がなし。残念。
午前中に雑務を処理した後、金曜日のセミナーの講義資料の作成をしてしまおうとした。
ところが、けっこう修正部分があって、午後1時までかかってしまった。
昼食後、昨日に続いて短編の構想検討。半年前に用意してあった資料がどっさりある。読んでいるうちに色々と思い出すことはあっても、ストーリーがなかなか浮かばない。
夕方、気分転換に、レーダー探知機のデータ更新に挑んだ。レーダー探知機と言っても、GPS機能があるので、取り締まりゾーンが近付くと警告してくれる。気を引き締めて、スピードをチェックするので安全装置だ。
マイクロSDを外して、執筆マシンでダウンロードしたデータを上書きするのだが、久しぶりにやると妙なことも起こる。各種メディアをUSBに変換するアダプターが壊れていた(笑)。ちょっと工夫して、何とか目的を達した。
休憩後、短編の構想つまりプロットを書きながら考えることにした。
メモ式にだらだら書きながら考えた。こんな作業を深夜までやったが、テーマになり得るアイデアは浮かばなかった。残念。
天気は下り坂である。
5月23日(水)「次のセミナーのテキストにミス・・・の風さん」
天気予報通りに雨になってしまった。昨日に続いて、今日も工事はない。残念。
今日は、来週の月曜のセミナーの講演スライドの作成に取り組んだ。昨日と同様に、テキストは作ってあるので、それをベースに講義用にカスタマイズしていく。
作業は順調だったが、途中で致命的なミスに気が付いた。何度も使う目次の中に2つミスがあった。これはテキストにも使用しているので、急いでテキストを再作成し、事務局へメール送付した。
事務局は忙しい人なので、電話もすることにした。案の定席を外していたので、戻ったらすぐメールを見てもらうように伝言をお願いした。
午後、メールチェックしたら、受信したという連絡が入っていた。間に合ったらしい。命拾いした。
休憩のたびごとにストレッチをした。あと1か月でリハビリを卒業したいという気持ちもあるが、パソコンに向かった作業が多いので、体の凝りをほぐして、仕事の効率を上げる狙いもある。
しかし、固まっている体をほぐすのは、なかなか容易ではない。
逆に、ストレッチのし過ぎで、疲労感も増してきた。やれやれ。
短編のための参考資料の残りに目を通した。これで、下地はできた。あとはストーリーである。
強引にストーリー作りに取り掛かったが、できないものはできない。小説の神様がおりてくるのを待つか。
5月24日(木)「出発前日・・・の風さん」
朝から雲一つない青空が広がっている。
職人さんが早くも到着して、塗装工事の続きが始まった。
いつも通りのトースト1枚の朝食を終えて、週一のリハビリに出かけた。
来月でリハビリを卒業するためには、自宅でのストレッチも重要なので、この1週間は頑張った。
スムーズにリハビリを終え、次回の予約は6月1日(金)になった。泣いても笑っても、とは古い表現だが、本当に残り1か月になった。
今日は、ワイフのアクアで来ている。まっすぐ帰宅せず、GSへ向かった。
ワイフのアクアを満タン給油して帰宅。いや〜、やることが多いぜ。
卵かけご飯の高速ランチの後は、先日出版社へ送ったプロットの更新である。とりあえず最初から復習しながら読んで、ところどころ手を加えた。それを改訂版として出版社へ送った。帰宅する29日に打ち合わせることになる。
ホットタイムの後は、これまで用意したデータをMacBookAirに入れて、微調整である。
セミナーの講義資料が2つと講演スライドが1つだ。量が多いので、晩ご飯までに終えるのが精一杯だった。
晩ご飯後は、旅行の準備である。
これがまた多い。何しろ4泊5日である。販売用書籍もある。
荷造りが終わったところで、キャメロンに積んでみた。何とかほとんどトランクルームに入った。
明日の最初の目的地は初めての場所なので、ナビにセットした。思ったより時間がかかる。明日は早めに出発しよう。
出発したら29日に帰宅するまで気まぐれ日記の更新とアップロードはできない。しかし、記録だけはつけておこう。
5月25日(金)「ロード初日・・・の風さん」
最初の目的地はそれほど遠いところではない。ノンストップならキャメロンで2時間もかからないだろう。
しかし、諸般の事情により、早く出発した。結果として、それは良かった。
先ず、名古屋へ出かけるワイフを駅まで送り、遠回りだが、そのままGSへ向かい、キャメロンに満タン給油し、途中のインターから有料道路にのった。
早くも最初のパーキングエリアに寄って、荷物の積み替え等をした。
それから伊勢湾岸から旧東名に入ったのだが、なぜか疲労を感じたので(日差しが強かったせいかもしれない)、また最初のパーキングに寄って、トイレ休憩とコーヒータイムにした。時間的には余裕しゃくしゃくだったので、休憩は居眠り含めて1時間近くになった。
三ヶ日ICでおりて、一般道を走ったが、田舎道が続き(この頃には薄曇りになっていて楽だった)、予定よりだいぶ早く目的地近くまで行ったので、コンビニに寄って、昼食のサンドイッチを食べた。このとき、元気の出るドリンクを買っておいたのが、もしかすると効果があったのかもしれない。あとで分かったことだが。
鷲津駅で事務局をピックアップして目的地の企業へ向かった。このへんには古巣のグループ会社H電装があるが、そこへ行ったわけではない。
準備はしっかり整えてあったので、それほど力をこめる必要はないのだが、私の性分だろう、ついつい熱がこもってしまった。
3時のホットタイムまでは快調だった。ここで元気の出るドリンク(ファイト〜! いっぱぁ〜つ、といったCMが昔あったような)を飲んだ。5時の終了時刻には、最後に用意した質疑応答が十分にできなかったので、ちょっと後悔が残った。時間配分ミスだった。と言うより、前半でがんばりすぎだったかも。
事務局をまた駅まで送って別れたのだが、私にはまだロードの続きがある。
ナビで今夜のホテルを目的地にセットし、一般道では時間がかかり過ぎるので、また東名で行くことにした。
4時間の講義を終えた後だし、インターまで渋滞があったので、また疲労が出るかと思ったが、あにはからんや、けっこう元気で、そのまま焼津ICまで行って高速をおりた。ホテル近くのレストランまでノンストップで行けたのは、元気ドリンクのおかげだったかもしれない。
ホテルにチェックインし、持参の入浴剤でゆったり気分を味わった。入浴剤は、秋田の乳頭温泉をイメージしたもので、お湯が真っ白になった。
明日は、少し早く出発したい。
5月26日(土)「藤枝から倉渕へ・・・の風さん」
昨夜就寝が早かったので、ちゃんと起きられた(笑)。朝食はバイキングだが、食べ過ぎないように節制した。
それでも出発は予定時刻になってしまった。途中セルフ給油して、今日、最初の目的地へ向かった。
今秋、サッカーで有名な藤枝東高校で講演させてもらうので、現地確認である。担当の先生は、サッカーの応援があって不在。
ナビで順調に到着すると思われたが、近づくにつれて、悲惨な状態になった。確かに高校の敷地近くに到達しているのだが、校門の近くではなかった。道はせまく、自由に走れる場所ではなかった。
大きく回って、再び高校を目指したら、今度は部活動のための裏門みたいなところに着いた。少し敷地内に入ったら、サッカー場があって、子どもたちか、朝から練習していた。
しかし、ここでは到着したとは言えないので、もう一度大きく回って、再度アタックを試みたら、やっと校門が見つかった。現地確認をしておいてよかった。
新東名にのって、駿河湾SAでお土産を購入した。次の目的地は群馬県の東善寺である。
土曜日なので、トラックは少ないが、レジャーのクルマが多く、御殿場インター出口は混雑していた。周辺のPAやSAにETC出口を作ればいいのに……。
体調はまずまずだったが、圏央道から関越道と休み休み走った。
途中で戸田書店に寄っても、東善寺には午後4時過ぎに到着した。順調順調。
翌日の小栗まつり、境内での昼市の準備もボランティアの人たちによってほぼ終わっていた。
今夜は東善寺に泊めてもらうので、村上住職とボランティアの人たちと一緒に、くらぶち温泉へ行った。ひなびた温泉で、銭湯の役割もしている。住職が露天風呂に入ったので、追いかけて行ってみたら、水だった(笑)。客がほとんどいないので、省エネらしい。
夜は、住職の家族や友人も含めて「勝手に前夜祭」がおこなわれた。家族的な雰囲気の中での飲み会で、秋田での同窓会を思い出した。
寝室はボランティアの人たちと一緒で、まるで修学旅行みたいだった。
午後11時には就寝した。
5月27日(日)「名刺がなくなるほど・・・の風さん」
昨夜はずいぶんお酒を飲んだはずなのに、悪酔いなど全くせず(良い酒だったのだろう)、温泉効果もあって疲労もたまっていなかったようで、短時間の睡眠でもう目が覚めてしまった。私には珍しいことだ。
それで、決心して、4時半起床ということにした。天気は快晴。
さすがに時間があって、講演スライドの最終チェックをしても、まだ朝食時刻にもならなかった。
準備中の昼市の古本屋で恒例の1冊購入をした。「鳴海先生なら差し上げますよ」とビックリ提案を受けたが、申し訳なかったので、半額で手を打った。できれば来年も来たい(笑)。
戸田書店の臨時販売所で拙著の販売コーナーも用意してもらった。今回キャメロンで来ているので、けっこうたくさん持参した。
朝食は、東善寺の家族の食堂で、合宿気分で楽しかった。
徒歩で近くのくらぶち小学校へ向かった。体育館が式典と講演会場になっていた。
10時に始まった式典はなかなか立派で、来賓も多かった。
講演は10時半からで、100人以上の人が残っていて、私のエンタメ風ビジュアル講演を聴講してくれた。例によって、調子に乗り過ぎて、12時までしゃべってしまった。あ〜あ、と後悔が残った。ごめんなさい。
笠間からお世話になっている方が来てくださったので、東善寺の本堂内の展示をご案内したが、講演の影響で、次々に色々な人が声をかけてくれて、それらに対応しているうちに墓前祭の時刻になってしまった。
住職の読経の後、私はすぐ山腹にある本墓へ向かった。情けないことに息が上がった。お線香をあげてお参りすると、あとから続々とお参りの人がやってきた。
境内にもどると、戸田書店から「どんどん本が売れていますよ」といううれしい報告があった。
あいかわらず色々な人に話しかけられ、講演事務局からいただいたお弁当を食べる余裕がなく、昼市で大判焼きを手に入れて、それを食べながら、お寺の中でまたお客の応対をした。たくさん持って来た名刺がなくなってしまった。こんなことは珍しい。
午後3時過ぎにやっと着替え、4時頃戸田書店も片付けを始めていたが、小さな段ボール箱3つで持って来た本が、最後は1箱になっていた。ありがたいことだ。
挨拶をして東善寺を出発することになった。
ナビを東京の定宿にセットすると、予想到着時刻が午後6時、と出た。
これなら今夜はゆっくりできると喜んだのもつかのま、高崎市内は相変わらずクルマが多く、関越道に入ってまもなく渋滞になってしまった。
そう、今日は日曜日、昨日に続いてレジャー客が多く、帰りの渋滞が始まっていたのだ。
定宿に着いたのは、午後8時半だった。
翌日に備えて、しっかり栄養を摂り、早めに就寝した。
5月28日(月)「セミナーが無事終了・・・の風さん」
6時起床。毎日、朝が早い(笑)。
7時に朝食を摂り、予定よりも早く定宿を出発した。
Suicaを持ってくるのを忘れたので、駅でまたSuicaを購入した。旅行中はこういった無駄が生じやすい。
予定した電車よりも早い電車に乗れ、しかも座ることができた。目的地まで1時間近くかかるので、これは助かった。
今日は、日刊工業新聞社で1日セミナーの講師である。
現地にもセミナー開始の1時間以上前に到着した。事務局はまだ準備を始める前だった。
自動販売機でコーヒーを買ったら、ルーレットが回って「当たり!」になった。賞品の1本は事務局に差し上げた。何か良いことがありそうな。
21人のエントリー聴講者がすべてやって来て、セミナーが始まった。25日(金)の半日セミナーの1日版と言ってもよい内容なので、余裕をもって講義を進めることができた。
お昼休み後の演習をはさんで、さらに講義をし、終盤の30分は、小グループを作って意見交換をしてもらい、最後に質疑応答をたくさんやって1日セミナーを終えた。
事務局がすぐにアンケートを回収してチェックすると、気付きの多いセミナーで高評価だったとのこと。ニーズがあれば、今秋またやることになるかもしれない。
朝と逆のコースで定宿にもどった。
昨夜、定宿に着いた時刻には、もう晩ご飯を終えていたほどのスムーズさだったが、やはり疲労がたまっていたらしい。
それから仕事をする気になれず、早めに就寝することにした。
こうして4泊5日の耐久ロードの4日目が無事終了した。
5月29日(火)「耐久ロードが無事終了・・・の風さん」
7時起床のつもりが、昨夜の就寝が早かったので、6時過ぎにはもう目が覚めた。
昨日より15分遅く朝食を摂りにレストランへ行った。今日は外国人が多い。ビジネスで宿泊しているのだろう。男ばかりだ。
昨日とすべて異なるメニューを選んだ。もう1泊しても、すべて異なるメニューを選べるな。
今日の最初のスケジュールから逆算して、チェックアウトは10時半にすることにした。それまで、やれるだけの雑務をしておかなければならない。実際は余裕はなく、ばたばたと部屋を出ることになった。
ホテルの斜め向かいのパーキングに行き、ほとんどの荷物をキャメロンに積んだ。まだ出発ではない。
最寄りの駅まで10分近くかかるが、北口前に喫茶店ルノアールがある。そこで、11時半から出版社と打ち合わせを予定していた。
駅が近付くにつれて、朝から曇り空だったのが急に晴れてきた。キャメロンの中に置いた、お土産の食べ物が気になったので、急きょ、Uターン。今度は両手に荷物を持ち、ショルダーを首からかけた格好で元来た道を戻ってきた。
約束の時刻前だったが、編集者は既に到着していた。
事前に登場人物とプロットを送ってあったので、打ち合わせはスムーズに進んだ。雑談もたくさんできた。
ランチにフレンチトーストを食べ、1時に別れた。来月末にできたところまでの原稿を送る約束をしていた。いよいよ、執筆が本格化する。
さあ、やっと家路につける。
いったん都心へ向かい、環八に出て、途中でセルフ給油をして、東名にのった。
疲労が出ると危険なので、海老名SAで早くも休憩をとった。
たまに晴れることはあったが、どんよりしていることが多く、運転は楽だった。海老名SAで飲んだ元気ドリンクのおかげだろう、次の目的地、駿河湾SAまで一気に行けた。そこで、往路と同じお土産を買い、上島珈琲店で買ったコーヒーを持って、駿河湾が見渡せる外へ出た。
空が空なので、海は陰気な色で塗り尽くされている。伊豆半島までは見えるので、のびやかな気分ではある。駐車場は大型トラックでいっぱいだが、建物の中は一般客がわずかいるだけで、気持ちが落ち着く。
次は浜松SA(ハイウェイオアシス)に寄って、ワイフに電話した。出かけていたワイフも帰宅していた。リフォームの足場の解体も終わっているという。色でイメージチェンジした我が家を見るのが楽しみだ。
1時間以上の連続ドライブを避けているので、岡崎SAでショートピットインしたが、途中渋滞もなく、午後8時に帰宅できた。
もうあたりは暗く、我が家の新しい色を楽しむことはできなかった。
4泊5日、約千キロの耐久ロードともいうべきツアーが終了した。
5月30日(水)「雨の日、猫と留守番・・・の風さん」
7時前に起床。相変わらず早起きが続いている。
朝から雨だ。ワイフによると、梅雨入りしたかも、とのこと。だとすると、昨日が足場の解体だったので、リフォーム工事はギリギリのタイミングで終了できたことになる。元々、そう考えて決めたスケジュールでもあったのだが。
8時にワイフを駅まで送った。
明日までに連載中の短編を書き上げなければならない。
ネタはたくさんあっても、なかなか構想がまとまらなかった短編だが、もう迷っているヒマはない。結局、出だしから主人公を追い込むパターンで書き始めることにした。
雨はしとしとと降り続いている。ときどきちび助が2階の私の様子を見に来るのは、案外寂しがりやなのかもしれない。
久しぶりに昼にインスタントラーメンを食べた。
短編の主人公だけでなく、私自身も追い込まれているので、途中、昼寝する気分にもなれなかった。
夜10時にワイフを駅まで迎えに行くまで、執筆を続けたが、半分もできていない。ますます追い詰められてきたぞ。
5月31日(木)「短編の第一稿が完成・・・の風さん」
もう月末だ。マーベルの限定ツムをゲットできるのは、今日までである(意味の分からない人もいるかも)。
ラッキーにも、今朝、欲しかったスパイダーマンをゲットできた(笑)。
昨日に続いて、今日も、とにかく執筆を続けるしかない。土壇場だ。待ったなしだ。
朝からスパイダーマンがゲットできたのは幸先良かったが、相変わらず天気は低調で、実は一昨日から右のコンタクトが不調で、止むを得ずメガネで仕事をしている。メガネの方が疲れる。
連載小説は年に2回である。だから前回は半年前。そのとき書こうと思った内容なので、資料はそろっていた。要は、書き出すきっかけ、つまりテーマが課題だった。昨日はとうとう、その課題を、主人公がピンチ、ということにした。
半分まで書き進んだところで、資料が十分あるときのパターンで、だらだらと長くなりかけてきた。
インスタントラーメンの昼食後、強引に、前回の構成に押し込めることにした。4章構成である。
3章くらいまで書いて、いったん冒頭にもどり、ぜい肉と思われる部分を削除しながらリファインしたら、少し目の前が明るくなった。
夜になり、主人公がピンチをどのように切り抜けるか、なかなかアイデアが出なかった。
しかし、しつこく執筆マシンに向かってきたおかげだろう、午前零時を過ぎて、とにかくできるまでやる、と覚悟を決めたあたりで、ひらめいた!
結局、午前3時に最後まで到達したので、これを第一稿ということにして、事務局と挿絵を描いてくれるケンタさんへメールで送った。
4泊5日の耐久ロードが終わってもまだ残っていた懸案事項が、どうやらできそうな状況になってきた。やれやれ。
2018年6月はここ
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